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2008.07.24
低反発ゲームライフ
「低反発シューティング」の続き。今回のテーマは「好きな音楽を聞きながらダラダラとゲームする」です。

『EVERY EXTEND EXTRA EXTREME』
Xbox360(LIVEアーケード) / キューエンタテインメント / 800MSポイント(約1200円)
公式サイト:http://www.xbox.com/ja-JP/games/e/e4xboxlivearcade/default.htm
まずは据置機から。シュートしないシューティング『EVERY EXTEND』の移植の移植で、ほかにPSP版の『EVERY EXTEND EXTRA』があります。それぞれ略称が『E2』『E3』『E4』となっていて、マーケットプレースのタイトル表記も『E4』なので探す際には注意が必要です。
超名作の『E2』、名作の『E3』に対し、この『E4』は普通に駄作です。起伏のない冗長なゲーム展開に締まりのない難易度、オリジナルのシンプルな良さを完全に殺しているケバい画面に複雑なシステムと、褒めるところがまったく見つかりません。
……が、それは真面目にゲームしようとして取り組んだ場合の感想。「音楽を聞くためのツール」として捉えると、これはかなり使い勝手がよろしいのです。
欧米の事情や実績(※1)の解除条件などから考えると、おそらく本作はカスタムサウンドトラック(※2)前提で、CDアルバム1枚分の長さに合わせてゲームの尺が設定されているのだろうと思います。そうなると、1プレイの想定時間が40〜70分程度となりますから、ゲームが冗長になるのも頷ける話です(一応、制限時間内にスコアアタックをするモードもあります)。
『E4』には、前述のカスタムサントラ機能を利用して音楽ファイルをインポート/解析し、爆発や連鎖などのゲーム展開と曲のテンポ(BPM)を同期させることができるモードがあります。が、音楽の取り込み作業が面倒な上に、シンクロさせたところで元のゲームがつまらないのでこれは罠です。サックリ無視しましょう。
それよりも、ただの全方位シューティングな「R4, the Revenge」モードのバックに、カスタムサントラで好きな音楽を流しながらプレイしたほうが楽しめます。

それなら『E4』じゃなくて何のゲームでもいいじゃないという話ですが、ここで効いてくるのが前述の「アルバム1枚分の尺になっている」という部分。
このモードは全100ステージで、クリアするのにおおよそ1時間ほどかかります。終盤(ステージ80以降)まではそれほど難しくなく、ゲームが単調な割にエフェクトは派手なので、CD1枚通しで音楽にそれとなく集中しながらダラダラ遊ぶのに最適です。ステージ20くらいから少しずつ展開が忙しくなってくるので、徐々にテンポの速い曲になるようあらかじめトラックリストを作成しておいてやるとエクストリームな感じになってGOOD。
※1:こちらの「Q:実績とは?」をご参照ください。
※2:本体のハードディスクやUSBメモリなどに保存した音楽ファイルを、本体起動時は(ゲーム中でも)好きな時にBGMとして再生できる機能。

『昇天ビート』
PSP(ダウンロード専売) / ソニー・コンピュータエンタテインメント / 800円
公式サイト:http://www.jp.playstation.com/scej/title/shotenbeat/(音注意)
お次は携帯機。タイトルは『昇天ビート』です。嘘偽りなく『昇天ビート』です。くどいですが『昇天ビート』です。吉祥天女とかじゃなくて『昇天ビート』です。『ダンスダンスレボリューション』風に言うと『ビートビート昇天』です。もういいよ。いやよくないよ。
メモリースティックに保存した好きな音楽でリズムアクションが遊べてしまう、というのがウリです。動画はこのあたり。イメージ的には、一昔前に流行ったBMSの合法版みたいな感じでしょうか。

BMS(BM98)はアングラ方面で一世を風靡しましたが、この『昇天ビート』は普通に駄作です。ソフト側のデータ分解能に限界があるためか、曲によってはマーカーと音がズレます。それに加え、ボタンを押した時にエフェクト音が鳴らないため「演奏している感」が皆無。また、ビットレートかID3タグの関係で再生できないMP3ファイルもありますが、それに関するサポートもありません。
……が、それは真面目にゲームしようとして取り組んだ場合の感想。以下略。
前述の『E4』がアルバム1枚単位で遊ぶのに最適なら、こちらは音ゲーのサントラ(ゲームミュージック)で遊ぶのに最適のツールと言えます。ノーマル以下ではマーカーが少なすぎて面白くないのでハード以上でのプレイがオススメですが、それだと通常の4〜5分の曲では長すぎて疲れます。なので、2分程度に編集するか、最初から短い曲で遊ぶのがベターな選択というわけです。
本作のプレイ感覚は、「音楽を聞きながら指などでリズムを取る」感覚に似ています。メトロノームのように正確にリズムを刻まなくても、体を動かすだけで音楽との一体感は得られる。それをPSPでもう一歩推し進めたツール。そう考えると、キャッチコピーが「新しい音楽ゲーム」ではなく「新しい音楽の聞き方」となっているのも納得です。どちらかといえば、ゲームではなく800円でPSPにインストールできるアクセサリと考えた方がいいかもしれません。
曲の性質によりマーカーのシンクロ率にかなり差が出るので、手持ちのファイル群から「昇天できるビートを探す」楽しみ方もあります。Perfumeなどのテクノポップ系はやはり相性がいいですが、クラシックなども意外にマッチするので侮れません。私のイチオシは「テクニクビートサウンドトラック」。F/A最高。
最後にPC向けを。読み込ませた音楽にあわせてコースを自動生成してくれるレースゲーム、に見せかけて実際はアクションパズルです。ゲームシステムや遊び方に関しての詳しい解説は4gamer.netの記事を、入手方法などについてはAudiosurf Wikiをご参照ください。

割と有名なので今さら感はあるのですが、「音楽にあわせて自動生成うんぬん」というゲームの中ではやはり本作がトップクラスだろうと思います。問題はテキストが英文なことと、購入するのにクレジットカードが必要なことくらいです。また、購入するためにはvalve社のゲーム配信ポータルサイト「Steam」に入会する必要がありますが、他にも遊びがいのあるタイトルがゴロゴロしているので入っておいて損はないでしょう。
本作の凄いところは、音楽との一体感を強めるためにレースという外枠を用意した上で、それを外枠のみにとどめゲームのキモはパズルにしてしまっている点です。曲中のスローなパートは上り坂、テンポが速くなると一転下り坂になってゲームは加速。その中でチップを回収、同色を揃えて消していきます。これがいい具合で手に汗握る。我を忘れる。
この「チップ消し」にもさまざまな条件やテクニックがあり、アクションパズルとしても意外に奥が深いのが特徴です。曲によってコースが千差万別に変化するため、飽きも来ません。一方で、曲の終了まではゲームも終わらない(ゲームオーバーがない)ので、テンポの速い曲を入れて何も考えずにコースをぶっ飛んでいくだけでも楽しめます。上記2作品に対し、このゲームは4〜8分程度の曲を楽しむのに向いていますね。
真面目に音楽ゲームがやりたいなら『大合奏!バンドブラザーズDX』(音出ます)あたりで安定なんですが、私としては不真面目にユルいゲームを楽しみたいので主にこの3つで遊んでいます。
いいかげん年なので、「実績を全解除するまでゲームはやめねえ」みたいなネチっこい遊び方はちょっとしんどい。なけなしの体力が残っているうちに、ゲームとの新しい付き合い方を模索していく必要があるのではないかと思っています。あるいは、積極的にモサクとかヒツヨウとか言わなくても、適当にやっているうちにちょうどいい落としどころが見つかる程度に肩の力を抜く、という感じでしょうか。
ガチなゲームやプレイスタイルを否定しているわけではないですし、力を抜きすぎるとゲームが下手になっていく一方で、それはそれで困るんですけどね。というわけで、今から『魂斗羅デュアルスピリッツ』をやりますよ。
(C) Q Entertainment Inc.
(C) 2008 Sony Computer Entertainment Europe.
(C) Audiosurf. LLC. All rights reserved.
※このエントリで使用されている画面写真の著作権は、すべて上記メーカーに帰属します。営利目的の使用ではありませんが、問題が発生した場合ご連絡を頂ければ該当の写真、もしくはこのエントリを削除します。
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『EVERY EXTEND EXTRA EXTREME』
Xbox360(LIVEアーケード) / キューエンタテインメント / 800MSポイント(約1200円)
公式サイト:http://www.xbox.com/ja-JP/games/e/e4xboxlivearcade/default.htm
まずは据置機から。シュートしないシューティング『EVERY EXTEND』の移植の移植で、ほかにPSP版の『EVERY EXTEND EXTRA』があります。それぞれ略称が『E2』『E3』『E4』となっていて、マーケットプレースのタイトル表記も『E4』なので探す際には注意が必要です。
超名作の『E2』、名作の『E3』に対し、この『E4』は普通に駄作です。起伏のない冗長なゲーム展開に締まりのない難易度、オリジナルのシンプルな良さを完全に殺しているケバい画面に複雑なシステムと、褒めるところがまったく見つかりません。
……が、それは真面目にゲームしようとして取り組んだ場合の感想。「音楽を聞くためのツール」として捉えると、これはかなり使い勝手がよろしいのです。
欧米の事情や実績(※1)の解除条件などから考えると、おそらく本作はカスタムサウンドトラック(※2)前提で、CDアルバム1枚分の長さに合わせてゲームの尺が設定されているのだろうと思います。そうなると、1プレイの想定時間が40〜70分程度となりますから、ゲームが冗長になるのも頷ける話です(一応、制限時間内にスコアアタックをするモードもあります)。
『E4』には、前述のカスタムサントラ機能を利用して音楽ファイルをインポート/解析し、爆発や連鎖などのゲーム展開と曲のテンポ(BPM)を同期させることができるモードがあります。が、音楽の取り込み作業が面倒な上に、シンクロさせたところで元のゲームがつまらないのでこれは罠です。サックリ無視しましょう。
それよりも、ただの全方位シューティングな「R4, the Revenge」モードのバックに、カスタムサントラで好きな音楽を流しながらプレイしたほうが楽しめます。

それなら『E4』じゃなくて何のゲームでもいいじゃないという話ですが、ここで効いてくるのが前述の「アルバム1枚分の尺になっている」という部分。
このモードは全100ステージで、クリアするのにおおよそ1時間ほどかかります。終盤(ステージ80以降)まではそれほど難しくなく、ゲームが単調な割にエフェクトは派手なので、CD1枚通しで音楽にそれとなく集中しながらダラダラ遊ぶのに最適です。ステージ20くらいから少しずつ展開が忙しくなってくるので、徐々にテンポの速い曲になるようあらかじめトラックリストを作成しておいてやるとエクストリームな感じになってGOOD。
※1:こちらの「Q:実績とは?」をご参照ください。
※2:本体のハードディスクやUSBメモリなどに保存した音楽ファイルを、本体起動時は(ゲーム中でも)好きな時にBGMとして再生できる機能。
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『昇天ビート』
PSP(ダウンロード専売) / ソニー・コンピュータエンタテインメント / 800円
公式サイト:http://www.jp.playstation.com/scej/title/shotenbeat/(音注意)
お次は携帯機。タイトルは『昇天ビート』です。嘘偽りなく『昇天ビート』です。くどいですが『昇天ビート』です。吉祥天女とかじゃなくて『昇天ビート』です。『ダンスダンスレボリューション』風に言うと『ビートビート昇天』です。もういいよ。いやよくないよ。
メモリースティックに保存した好きな音楽でリズムアクションが遊べてしまう、というのがウリです。動画はこのあたり。イメージ的には、一昔前に流行ったBMSの合法版みたいな感じでしょうか。

BMS(BM98)はアングラ方面で一世を風靡しましたが、この『昇天ビート』は普通に駄作です。ソフト側のデータ分解能に限界があるためか、曲によってはマーカーと音がズレます。それに加え、ボタンを押した時にエフェクト音が鳴らないため「演奏している感」が皆無。また、ビットレートかID3タグの関係で再生できないMP3ファイルもありますが、それに関するサポートもありません。
……が、それは真面目にゲームしようとして取り組んだ場合の感想。以下略。
前述の『E4』がアルバム1枚単位で遊ぶのに最適なら、こちらは音ゲーのサントラ(ゲームミュージック)で遊ぶのに最適のツールと言えます。ノーマル以下ではマーカーが少なすぎて面白くないのでハード以上でのプレイがオススメですが、それだと通常の4〜5分の曲では長すぎて疲れます。なので、2分程度に編集するか、最初から短い曲で遊ぶのがベターな選択というわけです。
本作のプレイ感覚は、「音楽を聞きながら指などでリズムを取る」感覚に似ています。メトロノームのように正確にリズムを刻まなくても、体を動かすだけで音楽との一体感は得られる。それをPSPでもう一歩推し進めたツール。そう考えると、キャッチコピーが「新しい音楽ゲーム」ではなく「新しい音楽の聞き方」となっているのも納得です。どちらかといえば、ゲームではなく800円でPSPにインストールできるアクセサリと考えた方がいいかもしれません。
曲の性質によりマーカーのシンクロ率にかなり差が出るので、手持ちのファイル群から「昇天できるビートを探す」楽しみ方もあります。Perfumeなどのテクノポップ系はやはり相性がいいですが、クラシックなども意外にマッチするので侮れません。私のイチオシは「テクニクビートサウンドトラック」。F/A最高。
◆
最後にPC向けを。読み込ませた音楽にあわせてコースを自動生成してくれるレースゲーム、に見せかけて実際はアクションパズルです。ゲームシステムや遊び方に関しての詳しい解説は4gamer.netの記事を、入手方法などについてはAudiosurf Wikiをご参照ください。

割と有名なので今さら感はあるのですが、「音楽にあわせて自動生成うんぬん」というゲームの中ではやはり本作がトップクラスだろうと思います。問題はテキストが英文なことと、購入するのにクレジットカードが必要なことくらいです。また、購入するためにはvalve社のゲーム配信ポータルサイト「Steam」に入会する必要がありますが、他にも遊びがいのあるタイトルがゴロゴロしているので入っておいて損はないでしょう。
本作の凄いところは、音楽との一体感を強めるためにレースという外枠を用意した上で、それを外枠のみにとどめゲームのキモはパズルにしてしまっている点です。曲中のスローなパートは上り坂、テンポが速くなると一転下り坂になってゲームは加速。その中でチップを回収、同色を揃えて消していきます。これがいい具合で手に汗握る。我を忘れる。
この「チップ消し」にもさまざまな条件やテクニックがあり、アクションパズルとしても意外に奥が深いのが特徴です。曲によってコースが千差万別に変化するため、飽きも来ません。一方で、曲の終了まではゲームも終わらない(ゲームオーバーがない)ので、テンポの速い曲を入れて何も考えずにコースをぶっ飛んでいくだけでも楽しめます。上記2作品に対し、このゲームは4〜8分程度の曲を楽しむのに向いていますね。
◆
真面目に音楽ゲームがやりたいなら『大合奏!バンドブラザーズDX』(音出ます)あたりで安定なんですが、私としては不真面目にユルいゲームを楽しみたいので主にこの3つで遊んでいます。
いいかげん年なので、「実績を全解除するまでゲームはやめねえ」みたいなネチっこい遊び方はちょっとしんどい。なけなしの体力が残っているうちに、ゲームとの新しい付き合い方を模索していく必要があるのではないかと思っています。あるいは、積極的にモサクとかヒツヨウとか言わなくても、適当にやっているうちにちょうどいい落としどころが見つかる程度に肩の力を抜く、という感じでしょうか。
ガチなゲームやプレイスタイルを否定しているわけではないですし、力を抜きすぎるとゲームが下手になっていく一方で、それはそれで困るんですけどね。というわけで、今から『魂斗羅デュアルスピリッツ』をやりますよ。
(C) Q Entertainment Inc.
(C) 2008 Sony Computer Entertainment Europe.
(C) Audiosurf. LLC. All rights reserved.
※このエントリで使用されている画面写真の著作権は、すべて上記メーカーに帰属します。営利目的の使用ではありませんが、問題が発生した場合ご連絡を頂ければ該当の写真、もしくはこのエントリを削除します。
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